【熊本】世界選手権で初出場V ウルトラマラソン岡山選手

くまモンと記念撮影する岡山選手(右)。左は父・真一さん

山鹿市出身 県庁で報告

 100キロで競うウルトラマラソンの世界選手権に初出場し、初優勝を果たした熊本県山鹿市出身の岡山春紀選手が、同県庁を訪れ、蒲島郁夫知事に優勝を報告した。

 岡山選手は鎮西高、東京農業大を経て、実業団のコモディイイダに入り、長距離の走りを磨いている。100キロ初挑戦となった5月の国内大会を大会新記録で制し、日本代表に選ばれた。

 世界選手権はドイツで8月27日にあり、40キロ過ぎで4位に後退したが70キロ過ぎから追い上げ、6時間12分10秒の世界歴代3位の記録で優勝。日本勢のワンツーフィニッシュで団体金メダルにも貢献した。

「肥後もっこす」の頑固さ

 岡山選手は9月にあった報告会で「2度目の100キロで世界チャンピオンになり、自分でも驚いている。『肥後もっこす』の頑固さで諦めずに逃げ切った」と振り返った。

 蒲島知事は「同じ山鹿出身として大変うれしい。本県の誇りであり、県民に夢と希望を与えていただいた」と祝福。岡山選手がファンというくまモンも同席し、活躍をたたえた。

 岡山選手は「まずは6時間9分台の世界記録を目指す。フルマラソンの五輪出場も狙いたい」と話した。


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