高取焼発祥の地・福岡県直方市永満寺で4月26日、新作の器などが並ぶ「第65回陶器まつり」が始まった。4月29日までの期間中、定価の2割引きで販売される。
高取焼は1600年頃、黒田長政が朝鮮半島から連れ帰った陶工に窯を開かせたのが始まりとされる。磁器のような薄さと軽さが特徴で、今年3月に県知事指定の特産工芸品となった。
まつりでは、同市永満寺にある永満寺窯、高取焼工房末吉宏光、福智山ろく花公園の3会場で、4人の窯元による陶器を販売する。
永満寺窯では、とっくりやおちょこなど酒器の新作など約1000点が並ぶ。同窯の清水筑山さんは「使いやすさを追求したものばかり。ぜひ手にとって高取焼の良さを感じてほしい」と話している。
問い合わせは、直方高取焼組合(0949-22-2279)へ。