【鹿児島】氷菓『白熊』の地元に待望のホッキョクグマ

 鹿児島市の平川動物公園が約2年半ぶりにホッキョクグマ1頭を受け入れる。3月9日に他施設から到着し、同月中にも展示が始まる見通し。来園するのは和歌山県の「アドベンチャーワールド」で飼育されているライト(オス、9歳)。繁殖を目的に他施設と動物を貸し借りする制度を利用する。


平川動物公園で受け入れるホッキョクグマの「ライト」(アドベンチャーワールド提供)

 3月8日に和歌山県を出発し、冷房完備のトラックで9日に到着する予定。健康観察を行った上で、3月中の展示を目指す。

 平川動物公園ではかつて「カナ」(推定31歳以上)が人気を博していたが、2020年10月に老衰で死んだ。その後、新たな個体の受け入れを模索していた。今後、繁殖に向けてメスの受け入れも目指す。

 桜井普子飼育展示課長は「かき氷の『白熊』が地元で愛されているようにホッキョクグマは鹿児島で特に人気の動物。心から歓迎したい」と話している。


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