【大分】春を告げる「辻馬車開き」 由布院駅前で

 由布院温泉に春の訪れを告げる「辻(つじ)馬車開き」が3月1日、大分県由布市のJR由布院駅前で行われた。


JR由布院駅前で行われた「辻馬車開き」

 辻馬車は1975年に始まり、由布岳を眺めながら田園風景の中を1時間ほどかけて約4キロを巡る。この日は、安全祈願祭の後、関係者や地元の園児約60人が、馬車の試走を楽しんだ。

 由布院温泉観光協会の太田慎太郎会長は報道陣の取材に対し、新型コロナウイルスで地域経済が打撃を受けたとして、「この半年でようやく復興してきた。辻馬車で街全体が活気づき、自然を楽しんでもらえれば」と期待を込めた。

12月末まで運行


街の中を進む辻馬車

 この日は、地域の緑化事業「ゆふいん100年の森プロジェクト」のスタートとして、由布院駅前に苗木などを植樹する「森開き」の式も行われた。

 馬車の運行は2日から12月末まで。料金は大人2200円、小学生以下1650円。1日10便だが、天候や馬の体調による運休もある。問い合わせは由布市ツーリストインフォメーションセンター(0977-84-2446)へ。


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