福岡県広川町は11月8日、九州自動車道下りの広川サービスエリア(SA)で、ふるさと納税を納め、その場で返礼品を受け取る納税システム「ふるさとズ」を導入した。このシステムを高速道路で導入するのは九州で初めてという。
ふるさとズは、久留米市のデザイン企画会社「サンカクキカク」が運営。広川SAでは、掲示されたチラシやポスターなどから2次元バーコードをスマートフォンなどで読み込み、ウェブサイトから町に寄付する。その後、返礼品として、広川SAで使える電子チケットが受け取れる。
寄付は1万円(電子チケット3000円分)、1万7000円(同5000円分)、3万4000円(同1万円分)から選べる。電子チケットは、飲食店3店舗での食事と、ショッピングコーナーで販売されている町産のフルーツや八女茶など、約200種類の購入に使うことが出来る。
同日に、広川SAでオープニングの式典があり、氷室健太郎町長は「SAの利用者に町の特産品を買い求めてもらい、関係人口増加にもつなげたい」と話した。