【くらし】「フードドライブ」 イオン九州が277店に拡大
イオン九州(福岡市)は3月6日、家庭で余った食品を福祉施設などに寄付する活動「フードドライブ」の対象店舗を13日から九州・山口の277店舗に拡大すると発表した。食品スーパーだけでなく、ホームセンター「ホームワイド」などにも広げており、自転車の専門店や離島などを除き、ほぼ全店が対象となる。
各店で毎月7日間、回収コーナーを設け、賞味期限まで1か月以上ある未開封のレトルト食品や缶詰、米などを来店客から受け付ける。集まった食品は、各地の非営利組織(NPO)などを通じて子ども食堂や福祉施設に送る。
イオン九州は2019年に北九州市の3店舗で活動を開始。対象店舗は現在、182店舗に増えており、23年1月までに70トンが集まった。同社は「食品ロスへの関心は年々高まっており、店舗拡大を求める声が多かった」(広報)としている。