【長崎】硬券とスタンプラリーで島鉄旅 諫早高生が企画

 長崎県島原市と諫早市をつなぐ島原鉄道(島鉄、島原市)の魅力を伝えようと、県立諫早高校2年生が、PRキャンペーン「硬券とスタンプラリーで巡る島鉄旅」を企画した。今では珍しくなった人気の硬券を発行し、沿線の駅でスタンプを集めると、抽選で島原半島の特産品などが当たる。4月9日まで実施する。

「大切な存在」盛り上げたい


持ち帰ることができる硬券

 過疎化などを背景に、利用者の減少が続く島鉄や沿線の経済を盛り上げようと、生徒らが発案。諫早駅で硬券を購入すると、応募用紙になるスタンプラリーの台紙をもらえる。沿線駅などに置かれたスタンプを押した台紙を、島原駅に設置している応募箱へ投函(とうかん)すると、抽選で島原半島の特産品などが当たる。

 スタンプが置かれているのは「諫早」「古部」「神代」「大三東」「島原」の5駅と島原市の名所「島原城」の計6か所。応募には、このうち4か所のスタンプが必要。スタンプラリーの台紙付きの硬券の販売価格は1500円。硬券は持ち帰ることができる。

 企画メンバーで、自身も島鉄を利用している同高の男子生徒(17)は「島鉄は自然豊かな風景などが魅力。通学する生徒にとっても大切な存在なので、盛り上げていきたい」と話している。


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