【山口】錦川で「さくら舟」運航始まる 名勝と花の共演 

 山口県岩国市の国名勝・錦帯橋近くの錦川で3月18日、恒例の春の遊覧船「さくら舟」の運航が始まった。花見シーズンには、ピンク色の帯のように彩られた5連のアーチ橋周辺を船上から楽しめる。5月31日まで。


菜の花が咲く河畔から出発する遊覧船

 初日は曇り空で肌寒かったが、予約客らが次々と遊覧船に乗り込み、岸を離れた。乗り場付近には菜の花が咲き誇り、春の香りを漂わせていた。

 事業主体の市観光協会によると、昨年は天候に恵まれ、1万412人が乗船した。米重良治事務局長は「今年も1万人以上の利用を目標にしたい」と話した。

夜桜見物運航も

 貸し切り遊覧は8人以上で要予約。乗り合いのミニ遊覧(20分間、予約不要)は土日・祝日のほか、桜が咲いている時期は平日も運航する。いずれも午前11時~午後5時。花見期間中は午後9時までの夜桜見物運航も行う。

 料金(税込み)は貸し切りが1時間当たり中学生以上1200円、3歳~小学生600円。ミニ遊覧は中学生以上500円、3歳~小学生300円。問い合わせは岩国市観光協会鵜飼(うかい)事務所(0827-28-2877)へ。


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