【鹿児島】3年4か月ぶりマグロ水揚げ いちき串木野市
遠洋マグロ漁船の船籍数が国内有数の鹿児島県いちき串木野市で、マグロの水揚げが行われた。市内での水揚げは、新型コロナウイルス感染症の影響などで一時控えていたことから、2019年11月以来、約3年4か月ぶり。
「おいしく食べて」
水揚げされたのは、地元企業「串木野まぐろ」に所属する「第二十八松福丸」(453トン)が、アフリカ・モザンビーク沖で昨年12月末から1か月の間に捕獲したキハダマグロ約25トン。大きさは1匹あたり1メートル超で平均40、50キロ、最大80キロに及ぶ。漁船で血抜きなどが行われ、マイナス60度で急速冷凍された後、洋上で運搬船に転載され、3月17日に串木野新港に運ばれた。
港ではマグロがまとまってクレーンで取り出され、凍ったまま輸送トラックへ移された。市内の飲食店などで使われる。
同社常務執行役員の上夷(うええびす)和輝さんは「天然のマグロを県内外の人たちにおいしく食べていただきたい」と話していた。
◎読売新聞オンラインに動画