【佐賀】多久市で「孔子の里 桜まつり」 4月2日まで

 佐賀県多久市の春を彩る「孔子の里 桜まつり」が3月25日、桜の名所として知られる市内の西渓公園で始まった。初日は近くの国重要文化財・多久聖廟(せいびょう)も一般公開され、市内外から多くの人が訪れた。


一般公開された多久聖廟の内部

 孔子を祭る多久聖廟は、江戸時代中期の1708年、多久領主の多久茂文によって建てられた。普段は格子戸が閉められており、年に数回の一般公開時のみ、内部を観覧できる。神埼市から訪れた中村修さん(76)は「何度か来たことはあったが、中に入ったのは初めて。荘厳な雰囲気に圧倒された」と話していた。

 まつりの開催は3年ぶり。公園駐車場と近くの国登録有形文化財の公会堂「寒鶯亭(かんおうてい)」で、菓子や農産物などを販売。4月2日まで。聖廟は1日午前10時~午後3時にも一般公開される。

 問い合わせは多久市観光協会(0952-74-2502)へ。


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