【宮崎】高千穂でクリフダイビング 8月に世界選手権

 男子は最高27メートル、女子は21メートルの崖や歴史的建造物などから水中に飛び込むクリフダイビングの世界選手権「レッドブル クリフダイビングワールドシリーズ2023」の第4戦が8月、宮崎県高千穂町の高千穂峡で行われることになった。大会関係者らが3月24日、県庁で記者会見して発表した。


オーストラリアで開かれた大会の様子(Romina Amatoさん撮影、©Red Bull Content Pool)

 クリフダイビングは踏切、空中での姿勢、着水の3項目で採点を行い、それに技の難易度も踏まえて得点を競う。高さ27メートルはビル8階建てに相当するという。

 清涼飲料水の製造販売会社のレッドブル・ジャパンなどによると、今シーズンは世界7か国で6月から11月の間に7戦行う予定で、高千穂大会が第4戦となる。高千穂峡は高いところから飛び込みをできる環境があり、自然豊かなところなども評価されて会場に選ばれたという。


会見後、笑顔をみせるオーランド・デュケさん(中央)ら

 会見に参加したコロンビア国籍で初代王者のオーランド・デュケさん(48)は「美しく、素晴らしい場所で開催できることをうれしく思う」と話した。同席した高千穂町の甲斐宗之町長は「町をあげて歓迎したい」と語った。

 高千穂大会は男女各12人が出場し、8月2日に予選、3日に決勝が行われる予定。現地観戦はできない。決勝の様子は「RedBullTV」で無料でライブ配信される予定という。


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