【熊本】国重文「通潤橋」で今季の放水スタート 山都町

今季の放水が始まった通潤橋

 国指定重要文化財の石橋「通潤橋(つうじゅんきょう)」(熊本県山都町)で4月1日、今季の放水が始まった。中央の放水口から水しぶきと共に噴出し、15分間ほど観光客らの目を楽しませた。

 江戸後期の1854年、周りの水田を潤す目的で建造。放水は管の土砂を除くためで毎週末や5月の大型連休の午後1時に行われる。家族で訪れた熊本市中央区の公務員男性(39)は「久しぶりに見たが迫力があった。昔の技術はすごい」と話した。夏場の農繁期や12~3月はやっていない。


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