【山口】下関市豊北町の活性化へパソナが人材を派遣 

 総合人材サービス大手・パソナグループ(東京)のグループ会社社長、瀬川康弘さん(36)(山口県下関市出身)が、下関市に派遣され、豊北町のにぎわい創出に取り組む。グループは自治体と連携し、地方の人口創出や地域振興を目指すプロジェクトを展開しており、最長3年間、空き家を活用した移住促進などにあたる。


辞令を受け、決意を語る瀬川さん


 瀬川さんは2010年4月、兵庫県・淡路島に移住。農業者の育成や古民家を改装したカフェの開設などを手がけた。今回、古里の下関市でこれまでの知識、ノウハウを生かすことになった。豊北総合支所の地域政策課職員として地域活性化を進める。

 4月6日、市とグループが包括連携協定を結んだ。両者が連携して地域産品のブランド化や販路拡大を支援するほか、地域の魅力をPRする。

 市役所での調印式で、グループの山本絹子副社長は「地方創生の新しいページが開いた」、前田晋太郎市長は「地域活性化を願っている」とあいさつ。瀬川さんは「下関のまちづくりの理想に近づけられればうれしい」と話した。


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