【佐賀】佐賀駅高架下に「サガハツ」開業 にぎわい期待
佐賀市のJR佐賀駅高架下西側を改装した商業施設「サガハツ」が4月26日、開業する。佐賀県内初出店や県の特産品を使った店舗が登場し、駅周辺のにぎわい創出に期待が高まっている。25日には招待客らを対象にプレオープンし、多くの人でごった返した。
プレオープンに多くの招待客ら
JR九州のグループ会社「JR九州ビルマネジメント」(福岡市)が昨年夏に着工。「サガハツ」には、地元産品などで佐賀から魅力を発信する「さが発」、佐賀初出店の「さが初」の意味がある。約2800平方メートルに飲食や物販など14店舗が入った。
県内初出店は「ステラおばさんのクッキー」や「ギンダコハイボール酒場」など6店舗。地元からは、県産小麦を使ったクロワッサン専門店「Repos~ルポ~」や「嬉乃すし」のテイクアウト店、白石町の牧場と提携し、精肉や肉料理を提供する「CENTRAL BEEF」など6店舗となっている。
嬉乃すしの若女将(おかみ)・高田遥さんは「本格的なすしに加え、カップに入った手頃なものも販売する。県内でとれた魚介類も使うので多くの人に食べてもらいたい」と期待した。CENTRAL BEEFの店長・吉原龍樹さんは「県産黒毛和牛の赤身肉のおいしさや魅力を、県内外の人に広めたい」と力を込めた。
昨年1月に閉店した「SAGA BAR」も復活し、開店式典が行われた。式典に出席し、地酒や魚料理に舌鼓を打った山口祥義知事は「佐賀中のおいしいものが集まっている。ここを起点にまち歩きをしてもらいたい」と話した。
どぶろっくステージも
グランドオープンは午前10時。駅西側にはICカード専用改札口も設置される。5月7日までは、先着でサイダーのプレゼントや専用商品券の販売、お笑いコンビ「どぶろっく」のステージイベントなどが予定されている。