【長崎】涼を味わう「流しそうめん」4年ぶり再開 島原

 新型コロナウイルスの影響で休業していた長崎県島原市中尾町の「宇土出口そうめん流し」で5月1日、流しそうめんの提供が4年ぶりに始まった。店には再開を待ちわびたファンらが訪れ、初日からにぎわいを見せた。


流しそうめんを楽しむ人たち

 前店主の本村歌子さんは「いつもなら、大型連休が始まる前に営業を始めていた。今年は休業明けの修繕も必要で、5月になった」と話しながらも、うれしそう。

自然の恵み 味わって

 そうめんを流す水には、近くの湧水を使っており、水温は真夏でも15、16度に保たれているという。初夏のツツジに彩られた庭も、涼しげな空間を演出している。

 今年、店主を受け継いだ3代目の松本隆盛さんは「景観、湧水と、自然の恵みを味わっていただきたい」と多くの来店を呼びかけている。

 流しそうめん1人前580円。テーブルは21席あり、最大100人が同時に利用できる。営業時間は午前11時~午後9時、不定休。問い合わせは同店(0957-62-3448)へ。


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