【大分】大分空港のソウル線 6月22日再開 4年ぶり国際線

 日韓関係の悪化や新型コロナウイルスの影響で運休していた大分空港の国際定期便について、大分県は5月3日、ソウル(仁川インチョン)線を6月22日から運航再開すると発表した。国際定期便の運航は2019年8月の同線の運休以来で、約4年ぶりの再開となる。

 県交通政策課によると、韓国の格安航空会社(LCC)「チェジュ航空」が火、木、土曜の週3日に各1往復する。座席数は189席。

 大分空港では、19年8月に韓国のLCC「ティーウェイ航空」が日韓関係の悪化を受け、ソウルとの定期便を運休し、その後、新型コロナの流行もあり、海外への定期便がなかった。

 韓国では、県内の温泉やゴルフ場の人気が高いとみられ、県は世界的な新型コロナの感染状況の落ち着きを受け、ソウル線の再開を模索。今回、チェジュ航空側から定期便の就航を打診されたという。

 佐藤樹一郎知事は「長い間お待たせしたが、ようやく就航が決まり、大変うれしく思う。今後、海外からより多くのお客様が大分県に訪れることを期待する。県民にも利用してほしい」とのコメントを出した。


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