【佐賀】基山PAで家具をお試し！　ネクスコ西日本など

　西日本高速道路(ネクスコ西日本)や関家具(福岡県大川市)などは5月18日、佐賀県基山町の九州自動車道基山パーキングエリア(PA)で、製品を展示してオンラインショップで注文を受ける「ショールーミング」の実験を始めた。高速道の新たな利用法と需要の開拓につながるかを探る。

その場で注文できる椅子やソファ、本などが備えられている「情報の箱」（佐賀県基山町の基山PAで）

　上り線の基山PAの敷地に、「情報の箱」と名付けた貸し切り用の個室(広さ約10平方メートル)を整備し、リモートワークなどにも対応できるテーブル席やソファ、書棚などを設けた。

注文はネットで

　椅子とソファは関家具が扱う製品で、利用して気に入った場合は室内にあるQRコードをスマートフォンなどで読み込み、オンラインショップで注文できる。書棚には地域にゆかりのある作者の本を並べ、同様に、日本出版販売(東京)が運営するオンライン書店で購入できる。個室の営業時間は午前8時～午後9時で、30分550円(税込み)の利用料が必要となる。

　基山PAは鳥栖ジャンクションに近く、ネクスコ西日本によると、九州道の休憩施設の中で有数の利用客がある。実験は2025年3月末までの予定で、利用動向を踏まえ今後の対応を検討するとしている。

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