【熊本】熊本地震伝える施設「KIOKU」 7月15日オープン

 熊本地震で被災した旧東海大阿蘇キャンパス(熊本県南阿蘇村)で、熊本県が建設中の「震災ミュージアム」の中核拠点となる体験・展示施設が7月15日にオープンすることが決まった。公募していた施設の愛称も「KIOKU(きおく)」に決定した。


7月15日にオープンする「KIOKU」の外観イメージ図(熊本県提供)

 蒲島知事が5月19日の定例記者会見で発表した。各地の震災遺構を保存、展示するミュージアムの一つとして整備を進めており、「中核拠点を中心に、地震の経験や教訓を後世にしっかりと伝えていく」と話した。

「震災ミュージアム」の中核拠点

 体験・展示施設は、地震の被害とメカニズムを紹介する展示室や被災者の体験談を聞くことができる交流スペースなどを備える。6月末までに内装工事などを終える予定で、7月14日に完成式典を開く。同15日午前9時から一般公開する。

 愛称の「KIOKU」は、554点の応募から蒲島知事が選んだ。「震災の怖さを体験し、目にしたものを記憶して、未来へ語り継がれるように」との願いを込めたという。


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