【長崎】長崎市に「ホテルインディゴ」 来年冬に開業へ
不動産開発の森トラスト(東京)は5月24日、長崎市に高級ホテルの「ホテルインディゴ」を誘致すると発表した。英国系のインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)が展開するブランドで、九州初進出となる。
同市には観光資源が多く、訪日客を含め富裕層の宿泊需要が見込めると判断した。2024年冬の開業を目指す。
長崎港を望める高台にある赤レンガ造りの洋館(地上3階・地下1階建て)をすでに取得しており、「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」として整備する。客室は約70室の予定で、料金は未定。森トラストがIHG側と契約を結び、運営する。
一帯には、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である「旧グラバー住宅」や国宝の大浦天主堂など、歴史的な建造物も多い。森トラストの伊達美和子社長は5月24日の記者会見で、「長崎が持つ多様な歴史や文化の魅力を感じてもらい、宿泊者の好奇心と感性を刺激する場所にしたい」と述べた。