【熊本】内村光良さんが映画「夏空ダンス」の完成を報告
九州豪雨で被災した人吉球磨地域を舞台にした映画「夏空ダンス」の6月24日の公開を前に、監督・脚本を務めた熊本県人吉市出身のタレント内村光良さんが6月14日、市役所を訪れ、松岡隼人市長に作品の完成を報告した。
6月24日公開
映画は、高校卒業まで人吉市で過ごした内村さんが、復興に向けて歩みを進める地元の風景を残そうと昨夏に撮影。ダンスに打ち込む女子高生の青春を描いた。球磨川や青井阿蘇神社、被災したJR肥薩線、中心市街地の空き地などを収めている。
内村さんは「当初は15~20分のつもりだったが、たくさんの援助があり、47分の作品に仕上がった」と感謝を述べた。観客に向けて「変わっているところもあれば復興途上のところもある。その中で若い子が青春を謳歌(おうか)し、踊っている姿をみて心が軽快になってもらえれば」とメッセージを送った。
松岡市長は「地元の人もエキストラとして参加した。公開をとても楽しみにしている」と話した。
映画は6月24日、市カルチャーパレスで行われる「くまもと復興映画祭」で披露される。同30日からは熊本、佐賀、福岡の3県の映画館で2週間限定で公開され、全国上映も予定している。