【長崎】「さしみシティ」に向けて長崎市が2事業を認定

 長崎市が推進する「さしみシティプロジェクト」で、新たに刺し身用しょうゆの商品化と長崎の魚を知って楽しむ旅行企画が認定された。


認定書を受け取るチョーコー醬油の麻生さん(右)


刺し身用しょうゆと旅行


 同プロジェクトは県内産の魚の知名度アップや消費増加を目指し、2021年にスタート。民間事業者の地魚の販売促進活動や、大学のサークルによる魚を使ったレシピの考案などを認定し、取り組みを後押ししている。

 長崎市役所で6月14日に行われた認定式では、しょうゆ製造販売会社「チョーコー醤油(しょうゆ)」(長崎市)の「さしみシティロゴ入り! 釣り聖地化TV刺身醤油の商品化」と、旅行会社「シティライントラベル」(大阪市)の「関西から長崎へ! 学び、味わう。さしみシティ」の両事業が新たに認定された。

 このうち「チョーコー醤油」は、民放番組の企画で刺し身用のしょうゆを開発し、商品化にこぎ着けた。6月下旬から、県内を含む九州の小売店で販売を始めるという。


刺し身しょうゆを手にする麻生さん


 鈴木史朗市長から認定証を受け取った同社の麻生秀樹執行役員は「長崎独特の、甘みとうまみのあるしょうゆで、子どもをはじめ、多くの人に魚を味わってほしい」と話していた。


advertisement