【熊本】豪雨を風化させない クラフトビール「7.4」誕生

 九州豪雨でボランティア活動に携わった江川始佳(はるか)さん(29)が開いた熊本県人吉市紺屋町の飲食店「笑顔食堂」が、クラフトビールを造った。豪雨を風化させまいと、発生した日にちなんで「7.4(ななてんよん)」と名付けた。熊本県錦町産の桃と市内の温泉水を原料に、地域の復興への願いも込めている。


クラフトビール「7.4」を手にする江川さん

原料は桃と温泉水

 笑顔食堂は、江川さんらが「飲食店を通して復興を見守っていきたい」と昨年2月にオープンさせた。ビール製造などを手掛けるダイヤモンドブルーイング(熊本市)が企画に協力した。

 昨年10月には、第1弾として人吉球磨の緑茶で商品を開発した。今年はフルーティーな味わいにしたいと、錦町の果樹園から規格外となった桃、人吉市の「相良路の湯 おおが」からは温泉水の提供を受けた。

 今後も、地元産品を使ったビールを造りたいという。江川さんは「ビールを通じて人吉のことを知り、訪れるきっかけになってほしい。地元の新しい魅力を知ることにもつながればうれしい」と話した。

 330ミリ・リットル入りで限定500本(税込み820円)。店での提供のほか、市内の観光複合施設「HASSENBA」などで販売している。


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