【熊本】球磨焼酎×そばかす晩柑のリキュールが完成

 熊本県・人吉球磨地域の特産品「球磨焼酎」と熊本市で生産されるかんきつ類を使ったリキュール「そばかす晩柑(ばんかん)のお酒」が完成した。地元の酒造や生産者などによる取り組みの第2弾。関係者は「熊本を元気づける商品になってほしい」と期待している。


球磨焼酎と県産かんきつを使った「そばかす晩柑のお酒」


 災害や新型コロナウイルス禍などで疲弊する地域を活気づけようと、総合卸業「ヤマエ久野」(本社・福岡市)熊本支店が企画。熊本県錦町の酒造会社「常楽酒造」と、熊本市の農業生産法人「ウシジマ青果」が協力した。


晩柑の味わい引き立つ

 昨春には第1弾として、糖度12度以上の甘さをもつ「だるまみかん」の果汁を使った商品を販売。今年は、糖度10度の甘さに加え、ほどよい酸味や苦みが特徴の「そばかす晩柑」(河内晩柑)を使用した。香料は使用せず、果汁の配合率などを何度も調整して、晩柑本来の味わいが引き立つよう仕上げた。

 同酒造の徳永善工営業部長(57)は「熊本産の素材を使ってこれだけおいしいものができると多くの人に知ってほしい。宴会や家庭など様々なシーンで楽しく飲んでもらえれば」と話している。

 500ミリ・リットル入りで、アルコール度数は12%。税込み1210円で、県内の小売店を中心に、限定1000本を販売する。問い合わせはヤマエ久野熊本支店(096ー380ー0717)へ。


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