【大分】日田市に「進撃」新施設 特別デジタル展示など

 人気漫画「進撃の巨人」を活用した地域おこしに取り組む「進撃の日田まちおこし協議会」は、大分県日田市高瀬のサッポロビール九州日田工場敷地内に8月20日にオープンする新ミュージアムの概要を発表した。

 特別デジタル展示として、5メートル四方の空間で、正面と左右の壁面(それぞれ高さ4.3メートル)に名シーンを映し出す「没入型漫画体験スクリーン」を設置。同市出身の作者、諫山創さんが選んだ全34巻の原画68点も本人のコメント付きで展示する。

名シーンを大型スクリーンで

 名称は「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」。旧物産館を延べ床面積416平方メートルのミュージアムに造り替えた。地元企業や日田市などでつくる同協議会が諫山さんの出身地、同市大山町に2021年に開設したミュージアムに次いで市内2か所目の関連施設となる。

 原画の展示はインバウンド(訪日外国人客)を意識して、日本語に加えて英語や韓国語など計4か国語に対応。諫山さんの幼少期の写真や作品も取り寄せた。今後、大型のオブジェなどの追加展示も予定しているという。

 午前10時~午後7時(不定休)。ただし、初日の8月20日は午前11時に開館する。入場料は、一般展示は18歳以上500円、18歳未満は無料。特別デジタル展示は全年齢500円。問い合わせは同協議会のコールセンター(050-5370-0203)へ。


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