【熊本】「SLあそBOY」限定復活へ 豊肥線で18年ぶり

 JR九州は、豊肥線を走っていた「SLあそBOY」を9月22日に復活運行すると発表した。1日限定で18年ぶりとなる。8月23日に販売した乗車ツアーは満席になった。JRは「沿線の方に温かく迎えてほしい」としている。

9月22日のみ、乗車ツアーは満席


引退した際の「SLあそBOY」の雄姿(2005年8月)


 第3セクター・南阿蘇鉄道(熊本県高森町)が7月に全線で運転再開したのを記念し、企画した。同鉄道のトロッコ列車の乗車とセットにした。当日は熊本駅(熊本市)を午前10時頃に出発し、折り返しは宮地駅(阿蘇市)を午後2時半頃に出る。


 SLは1922年製の「58654号機」(通称ハチロク)。75年に廃車となった車両を修復し、豊肥線の熊本―宮地間で88年~2005年に運行された。老朽化で引退後、09年に「SL人吉」として肥薩線で復活。現在は鹿児島線の熊本―鳥栖(佐賀県)間で走っており、来年3月で引退する。


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