【長崎】石原和幸さんが「ながさき花と緑の観光大使」に

 長崎市出身の庭園デザイナー、石原和幸さん(65)が9月3日、同市の「ながさき花と緑の観光大使」に就任した。

 石原さんは、ガーデニングの腕を競う英国王立園芸協会主催の「チェルシー・フラワーショー」に2004年から計15回出展し、金賞を12回受賞。エリザベス女王(2022年死去)から「緑の魔術師」とたたえられるなど、高い評価を受けてきた。また、被爆2世として、平和をテーマにした作品の制作なども行っている。


「ながさき花と緑の観光大使」に就任した石原さん(右)と鈴木市長


 同市三原の「三原庭園」で行われた就任式で、鈴木史朗市長から依頼状を受け取った石原さんは「世界中でガーデニングをしてきたが、歴史や地形など長崎ほど魅力のある場所はないと感じている」と話し、「花を増やすだけでなく、花が好きな人を増やして、長崎を盛り上げていきたい」と意気込んだ。


 鈴木市長は「長崎の魅力を強化する上で、花と緑は大きな力となる。石原さんの国際的な経験が市内外へと広がっていくことを期待したい」と語った。


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