【鹿児島】かごしま国体・会期前6競技に4000人が出場

 「燃ゆる感動かごしま国体」の会期前競技が9月16~24日、鹿児島市や鹿屋市など5市2町で行われている。水泳、体操、レスリングなど6競技に計約4000人の選手が出場。各都道府県代表は、天皇杯、皇后杯の獲得に向けて好成績を目指す。

水泳、体操、レスリングなど

 国体は都道府県別に争い、男女総合成績1位に天皇杯、女子総合成績1位に皇后杯が授与される。競技に参加すると「参加得点」、8位以内に入ると「競技得点」が与えられ、合計点で争う。

 大会の会期は10月7~17日だが、競技に適切な気候などを考慮し、6競技は会期前に実施される。

県勢の活躍も期待

 県勢は上位を狙える有力選手がそろう。

 水球女子の有馬優美(県スポーツ協会)、山本実乃里(同)両選手は東京五輪のメンバー。有馬選手の姉、福美選手(ペコちゃん保育園)も県代表で、父の康一監督がチームを率いる。少年男子は、今夏の全国高校総体3位の鹿児島南高の選手でチームを編成した。

 競泳成年男子の西小野皓大選手(中京大)は昨年の日本学生選手権の200メートル背泳ぎで優勝。少年男子に出場する弟の泰志選手(鹿児島情報高)、友靖選手(帖佐中)の3兄弟で上位を狙う。

 体操の成年男子には6月のアジア選手権で個人総合1位に輝いた岡慎之助選手(県スポーツ協会)が出場する。

 レスリング成年男子のフリースタイルでは、昨年のとちぎ国体2位の新井陸人選手(自衛隊体育学校)、同3位の木下貴輪選手(クリナップ)の活躍も期待される。

 競泳、飛び込み、新体操は観覧の申し込みを締め切った。それ以外の競技は当日に観覧することができる。

会期前競技



競技 種目 日程 会場
水泳 競泳 22~24日 鴨池公園水泳プール
(鹿児島市)
飛び込み 18~20日
水球 17~20日
アーティスティックスイミング 16日
オープンウォータースイミング 18日 屋久島町一湊海水浴場
特設オープンウォータースイミング会場
ローイング 21~24日 鹿屋市輝北ダム
特設ローイングコース
バレー ビーチ 16~19日 大崎町ビーチスポーツ専用競技場
体操 競技 21~24日 西原商会アリーナ(鹿児島市)
新体操 16、17日
トランポリン 18日
レスリング 21~24日 日置市吹上浜公園体育館
ゴルフ 20~22日 霧島ゴルフクラブ、
溝辺カントリークラブ(霧島市)、
鹿児島高牧カントリークラブ(姶良市)

鹿児島中央駅などに総合案内所を設置


JR鹿児島中央駅に設置された総合案内所

 会期前競技に合わせ、JR鹿児島中央駅内と鹿児島中央ターミナルビルの2か所に総合案内所が設置されている。

 市職員やボランティア、県職員が運営し、大会関係者らに会場への交通手段や観光などを案内。国体のパンフレットや大会グッズも配っている。開設は24日まで。市の担当者は「競技と共に鹿児島の名所や食べ物を楽しんでほしい」と話している。


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