【佐賀】農家の特製スイーツ2品が道の駅に登場！　武雄

　佐賀県武雄市山内町の農産物加工グループ「神六園」が、山内町産の黒米や自家製あんを生かしたスイーツ2商品を開発した。土日を中心に、「道の駅山内黒髪の里」で販売されている。

黒米や自家製あんを活用

「冷やし黒米ココナッツぜんざい」(左)と「黒米わらび餅　自家製あん入り」

　「冷やし黒米ココナッツぜんざい」(270円)と「黒米わらび餅　自家製あん入り」(180円)。ぜんざいは、あんに黒米を混ぜてプチプチした食感を出した。わらび餅には、黒米エキスを入れた。

　「神六園」は1997年に発足し、これまでも「黒米おはぎ」などを作ってきた。現在は農家6人で活動するが、20歳代の1人を除き、70～80歳代で高齢化している。そのため、若い世代がグループに入るきっかけにしたいと6月に開発を始めた。

「おもしろい食感」も

　佐賀市内の調理関係の専門学校の講師から指導を受けたり、行政の支援を受けたりして9月に完成した。あんに入れる黒米の量を調整して舌触りを良くするなど、工夫を凝らした。

開発したスイーツを持つ岩永代表

　発売初日の9月16日には同道の駅で買い物客らに試食してもらった。試食した人は「小豆は粒がしっかりしており、強い香りがして昔懐かしい味がした」「ぜんざいは、おもしろい食感。甘すぎず、ちょうど良かった」と話していた。

　同グループの岩永チヨノ代表は「若い人に、神六園の商品に魅力を感じてもらえれば。黒米やココナツが入ったぜんざいはほかにないと思うのでぜひ食べてほしい」と呼び掛けている。

　問い合わせは、同グループ(0954-45-4877)へ。

advertisement