【佐賀】公道で自動運転 嬉野温泉駅周辺で試乗・体験会

 佐賀県嬉野市で導入が進められている自動運転車両の公道での試乗・体験会が9月25日、始まった。嬉野温泉駅利用者らの利便性向上が目的で、試乗者や走行ルートの沿道の住民らから課題を聴いた上で、早ければ来年度の走行を目指す。


嬉野温泉駅前を走行する自動運転車両


 自動車両の導入は嬉野市などが取り組んでいる。昨年11月に同駅駐車場で試乗会を開いており、今回、実際の走行に近づけようと公道で行った。


 同駅西口から嬉野温泉バスセンターまでの2.2キロを時速20キロ未満で走行。8人が乗車し、停車中の車を避ける際などに、業者の担当者がコントローラーで操縦する様子などを見守った。

 試乗した村上大祐市長は「揺れもほとんどなく、路肩に止めていたトラックも上手にかわしていた。安全性、快適性は申し分ない」と話した。

 試乗は10月9日まで、関係者や公募した市民らが体験する。


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