【長崎】表情さまざま♡島原市で「招き猫まつり」開催中

 9月29日は「来る福」の語呂合わせで「招き猫の日」。長崎県島原市の民芸喫茶「しまばら水屋敷」では、バラエティーに富んだ1000体以上の招き猫を集めた「来る福招き猫まつりin島原」が開かれ、来場者を楽しませている。10月15日まで。

 雲仙・普賢岳の火山災害で疲弊した地域を癒やそうと、店主の石川俊男さん(59)が1998年に始め、今年で26回目。展示されている招き猫は、九谷焼などの民芸品や現代作家の作品、キャラクターグッズなど形やしぐさ、表情も多種多様で、一部は販売している。


様々な表情やしぐさで来場者を楽しませている招き猫


 島原鉄道島原駅前や商店街などにある15店舗のショーウィンドーにも展示しており、招き猫を探しながら市街地散策も楽しめる。地図は、同喫茶で配布している。


 石川さんは「毎年、県内外からお客さんが訪れる。今年はコロナ禍の行動制限もなく、外国人観光客も増えたように思う」と話している。

 同喫茶は明治期の建築で、日本興業銀行頭取を務めた中山素平氏の生家だった。座敷に面した庭に湧水の池があり、かんざらしと抹茶、コーヒーのセット(税込み880円)なども楽しめる。営業時間は午前11時~午後4時。問い合わせは同喫茶(0957-62-8555)へ。


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