【佐賀】来館者400万人に 佐賀城本丸歴史館で記念式典

 佐賀県立佐賀城本丸歴史館(佐賀市)の来館者数が1月15日、2004年8月の開館以来400万人を突破し、記念式典が行われた。


400万人目の来館者となった阿部さん(中央)と荒木さん(左から4人目)

 400万人目は、千葉市の会社員、阿部美弥さん(31)。パートナーの公務員の荒木智貴さん(29)とともに、全都道府県を少しずつ巡っており、今回は熊本や宮崎など九州を旅行中、佐賀の歴史を知ろうと立ち寄ったという。

 七田忠昭館長から記念証書と、同館が出版した「佐賀偉人伝」(全15冊)の全巻セットや県産養殖ノリの最高級ブランド「佐賀海苔(のり) 有明海一番」などの記念品を受け取った阿部さんは「気軽な気持ちで訪れたのでびっくりした。このような記念すべき機会に立ち会えてうれしい」と笑顔で語った。

 同館によると、20年の新型コロナウイルス禍以降、インバウンド(訪日外国人客)が激減するなど客足が減ったが、最近は徐々に回復している。09年8月に来館者が100万人となって以降、50万人ごとに記念式典を行っており、19年10月に350万人を突破していた。8月には開館20周年を迎える。


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