【熊本】「ワンピース」×「清和文楽」 3月末から定期公演
熊本県は1月25日、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」を題材とした人形浄瑠璃「清和文楽」の定期公演を3月30日に開始すると発表した。「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環で、2022年11月の特別公演をリメイクし、山都町の清和文楽館で行う。
山都町の清和文楽館で
清和文楽は、江戸時代末期、清和村(現山都町)を訪れた淡路の人形座から地元の農家が習い覚えた農村芸能で、県重要無形文化財に指定されている。
定期公演は、県などでつくる実行委員会が主催。若者や国外などの新たなファン層を開拓して、町を含めた県内全域の交流人口の拡大を図るのが狙い。
特別公演をリメイク
演目は、主人公・ルフィと旅をする「麦わらの一味」の船医・チョッパーが仲間となる「ドラム王国(冬島)編」を描いた「超馴鹿(ちょっぱあ)船出(ふなでの)冬桜(ふゆざくら)」。清和文楽館で行える規模にリメイクする。
25日の定例記者会見で蒲島郁夫知事は「清和文楽の新たな魅力を引き出し、後継者の育成につなげたい」と述べた。
日程は3月30、31日のみ決まっている。チケットは全席指定で高校生以上3500円、小中学生2500円。2月1日からインターネットや窓口で購入できる。問い合わせは同館(0967-82-3001)へ。