【長崎】ツシマヤマネコを守ろう!事故防止ステッカー

 絶滅の危機にある国の天然記念物ツシマヤマネコを交通事故から守ろうと、長崎県の対馬市立厳原北小(長瀬和孝校長、30人)の5、6年生計8人が、ドライバーに注意を喚起するステッカー500枚を作った。商業施設「ティアラ」で買い物客らに配り、安全運転を呼びかけた。

 ツシマヤマネコは推定100匹前後。環境省によると、1992年度以降、車の事故で死んだヤマネコは計132匹(2月17日現在)に上る。同小5、6年生は、事故防止に役立てようと、ステッカーを作ってドライバーに配ることにした。


ヤマネコの事故防止に向け、児童らが作ったステッカー


 ステッカーは6センチ四方で、児童が描いたヤマネコの似顔絵をデザイン。「みんなで守ろうツシマヤマネコ」「安全運転 よろしくね」と記され、車などに貼り付ける仕様になっている。


 配布したのは2月14日。環境省や対馬南署、対馬地区交通安全協会の協力を得て「ヤマネコが出てきそうな所ではスピードを落としてください」「人にもヤマネコにも優しい運転を」と呼びかけた。市内のレンタカー会社などにも届けた。

 5年生と6年生の児童は「下島でもヤマネコが確認されている。対馬の宝を絶滅させないように守ってほしい」と話した。


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