【熊本】水俣の海フェスにさかなクン 短編アニメ初公開
公害の汚染から再生した水俣の海を学び、豊かな自然に触れる「みなまた☆あしきたギョギョギョ!フェス」が3月2、3日、熊本県水俣市の「エコパーク水俣まなびの丘」で開かれた。県の主催で様々な体験イベントを提供。地元の親善大使を務めるタレントのさかなクンが原作の短編アニメも初公開された。
「海の豊かさ 『ギョ感』で感じて」
開会式でさかなクンは、水俣の海について「命が輝き素晴らしい」とあいさつ。新種と判明した「ヒメタツ」を発見した地元ダイバーや写真家らとの活動に触れ、「大きく傷つきながらも、環境保全の取り組みで命が生まれる豊かな海になった」と述べた。
アニメ「ハコフグとみなまたの海」は、自分に自信が持てないハコフグと迷子のヒメタツが水俣の海に向かって冒険する物語。戸田恵子さんや笑福亭鶴瓶さんらが声優を務め、水俣弁が随所にちりばめられている。テーマ曲には地元の小学生らが合唱で参加した。
上映後に報道陣の取材に応じたさかなクンは、「目の前の美しい海の豊かさ、おいしい空気や風を『ギョ感』で感じてほしい」と話していた。