【山口】「日本のエジソン」藤岡市助の生涯を漫画で紹介

 山口県岩国市は、同市出身で「日本のエジソン」と呼ばれる藤岡市助(1857~1918年)の生涯を紹介する漫画本を発行した。岩国徴古館や岩国学校教育資料館で閲覧できるほか、同市の「電子図書館」上で、オンラインでも読むことができる。



 藤岡は国産初の電球を開発したのを始め、発電所の設計や電車の普及にも尽力。「日本の電気の父」として知られている。漫画本「藤岡市助ものがたり」は、岩国藩士の家に生まれた藤岡が現在の東京大工学部に進学し、英国人教師との出会いを経て電気の研究に夢中になるという、情熱的な生涯を生き生きと伝えている。

 公益財団法人・B&G財団の助成金を元に3000部を作成し、市内の小中学校に配った。B6判107ページ。発行作業に当たった徴古館の担当者は「先人の志や行動力を学んでほしい」と話している。


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