【山口】「しものせき海峡まつり」 5月2~4日に開催!
「第39回しものせき海峡まつり」が今年も5月2~4日、山口県下関市中心部で開かれる。コロナ禍の影響で中止になっていた安徳帝正装参拝と源平船合戦、巌流島フェスティバルが5年ぶりに再開される。ただ、船合戦は人員確保や調整などの面から従来とは違い、親子が船に乗る内容となる。メイン行事「先帝祭」で上臈(じょうろう)道中や上臈参拝をあでやかに披露する太夫5人も決まった。
5年ぶりに「安徳帝正装参拝」
まつりは下関商工会議所青年部などでつくる実行委員会の主催。初日の2日は、壇ノ浦の戦い(1185年)で幼くして入水した安徳天皇をまつる赤間神宮で、御陵前祭と平家一門追悼祭、下関市の萱島(かやしま)きもの研究会の主催で安徳天皇に扮(ふん)した子どもらが登場する安徳帝正装参拝が行われる。
3日は安徳天皇をしのぶ先帝祭。上臈道中は、生き延びた女官らが正装で同神宮に参拝したのが起源とされ、豪華けんらんな衣装をまとった太夫たちが中心市街地をパレード。独特の足さばきで八の字を描くように歩く「外八文字」は伊崎町西部公民館前とグリーンモール、豊前田、唐戸の3商店街、メイン会場の姉妹都市ひろば特設ステージで披露する。
上臈参拝では、同神宮の本殿への赤い天橋(てんきょう)を「外八文字」で渡っていく。
源平船合戦、巌流島フェスも
グリーンモール商店街、商工会館前~唐戸商店街間などでは源平武者行列があり、甲冑(かっちゅう)姿の武者役らが練り歩く。船合戦は源平の装飾を施した漁船計30隻に従来の武者役ではなく、陣羽織や段ボール製かぶとを着けた市内の子どもと保護者(参加者募集予定)が乗り、メイン会場一帯に面する関門海峡を海上パレードする。
唐戸市場近くのカモンワーフ前ボードウォークでは八丁浜総踊りが行われ、市内の企業・団体などの計約1000人がしゃもじを打ち鳴らしながら踊る。だれでも自由に参加できる。
フェスティバルは最終日の4日、関門海峡の巌流島であり、巌流島の決闘の再現のほか、ダンスバトルやコンサート、プロレスなどがある。
各行事やイベントの時間などの詳細は市公式観光サイト内で確認できる。問い合わせは下関まつり合同会議事務局(市観光政策課=083-227-3305)へ。