【鹿児島】「桜島1号」も! THE仮面ライダー展が開幕 

 鹿児島県歴史・美術センター黎明館(鹿児島市)で、7月13日から「THE仮面ライダー展」が始まった。会場には撮影で使われた衣装や変身ベルトなど小道具の複製品や、主役ライダーの等身大の立像など約500点が並ぶ。8月25日まで。

 仮面ライダー展は1971年に始まったテレビシリーズの生誕50周年を記念し、2022年からこれまでに全国8か所を巡回して開催。鹿児島で最後になるという。


セレモニーであいさつする松本さん


 会場では小道具の複製品のほか、原作者の石ノ森章太郎の複製原画、放送当時に販売されていた変身アイテムの玩具や菓子の付録だったカード、漫画なども展示されている。


 現在放送中の「仮面ライダーガッチャード」に「九堂りんね」役で出演している、県出身の松本麗世さん(16)がスペシャルアンバサダーを務めており、開催に先立って12日に開かれたセレモニーに登場。松本さんは「会場でしか見られないものを、一つ一つ丁寧に見ていただきたい」とあいさつし、駆けつけたガッチャードと「仮面ライダー1号」も見守る中、テープカットをした。

 午前9時~午後6時。休館日は7月16、22、25、29日と、8月5、19日。当日券は中学生以上1800円、3歳~小学生900円。

ファンに人気の「桜島1号」展示

 会場には、1972年1月8日に放送された仮面ライダー第41話「マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦」で登場した、特別バージョンの仮面ライダー1号の立像も展示されている。


鹿児島会場で展示されている「桜島1号」の立像(右)


 この放送では桜島を舞台に、仮面ライダー1号、2号のダブルライダーとショッカー怪人「ゴースター」との戦いが描かれたが、仮面ライダー1号の複眼が従来のピンクから赤となり、濃い緑が基調のスーツに変更されている。ファンの間では「桜島1号」や「桜島Ver.(バージョン)」の愛称で呼ばれているという。


 鹿児島開催のプロデューサーを務める、東映イベント事業室の中舘充樹さんは「ファンの中でも有名な、鹿児島を舞台に戦った桜島1号の立像を、ぜひ見に来てもらいたい」と呼びかけている。


advertisement