【長崎】県内がモデルの映画「きみの色」 8月30日公開
長崎県内をモデル地としたアニメ映画「きみの色」が8月30日に公開されるのを前に、山田尚子監督と出演者3人が県庁を訪れ、馬場裕子副知事に作品をPRした。山田監督は「景色や人など長崎の色みを作品に反映させた」と話した。
きみの色は、人の個性や感情が「色」で見える少女ら3人がバンドを組み、様々な問題と向き合いながら成長していく物語。路面電車や教会、美しい島々など、長崎の風景をモデルにしたシーンが多く登場する。
7月31日に訪れた山田監督は「島ごとに違う海の色やすり鉢状の地形を見たり、街に住む人たちの心の穏やかさを感じたりして、今回の作品にぴったりだと思った」と説明。少女の声を担当した鈴川紗由さんは「長崎を表現したアニメの中で生きられたことを光栄に思う。ぜひ劇場で見てほしい」と呼びかけた。
馬場副知事は「国内外から注目されている作品で、舞台に選んでくれてうれしい。我々にとって日常の風景が誇れるものだということを再認識するきっかけになると思う」と語った。