【鹿児島】目指せ「かのやマスター」 ふるさと検定実施

 鹿児島県鹿屋市は、鹿屋の歴史や文化などの知識を問う「ふるさと検定」を11月に初めて実施する。市民らの郷土愛をはぐくむことが狙い。1級合格を3回達成すれば、「かのやマスター」に認定し、地域の案内役や講師として活動してもらうことも想定しているという。

11月17日に試験

 市教育委員会は2023年3月末、地域の歴史や文化、人物などをまとめた「かのや風土記~鹿屋学入門~」(215ページ)を出版。子どもの頃から地域の魅力を知ってもらおうと、小中学校の教諭や市職員らが中心となってまとめた。


鹿屋市が初めて実施する「ふるさと検定」の受検を呼びかける職員たち

 検定は「かのや風土記」の記述内容や、市に関するタイムリーな話題から出題。一般の部(小学5年以上)は50問、ジュニアの部(小学5、6年と中学生)は20問を解く。100点満点で、1級は90点以上、2級が80点以上、3級は70点以上で合格となる。

 試験は一般、ジュニアの部とも11月17日、鹿屋女子高校で行われる。受検料は無料。市外在住者も受検できる。申し込みは10月18日まで。

対策講座も開催

 検定対策として、NPO法人「まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会」代表理事の東川隆太郎さんによる講座が9月18、19日、10月20、22日の4回行われる。

 市教委生涯学習課の山元修也・文化振興係長は「いろんな方に挑戦していただき、『かのやマスター』を目指してほしい」としている。問い合わせは同課(0994-31-1138)へ。


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