【長崎】スイーツで長崎市を元気に!新プロジェクト始動

 フランス発の洋菓子ブランド「ピエール・エルメ・パリ」や長崎市のまちづくり団体の関係者らが、スイーツを生かしたまちづくりプロジェクトを始動させる。第1弾のイベントとして、2025年3月にグラバー園で「スイーツの祭典」を開催する。

「ピエール・エルメ・パリ」日本法人代表が実行委員長


プロジェクトについて説明するルデュ氏

 江戸時代に砂糖が運ばれた「シュガーロード」の起点でもある同市の地域振興や、シビックプライド(都市に対する市民の誇り)の醸成を目的としたプロジェクト。「ピエール・エルメ・パリ」の日本法人代表、リシャール・ルデュ氏が実行委員長を務め、趣旨に賛同した製造業者や観光事業者などのほか、市も参画する。

3月にグラバー園で第1弾イベント

 11月15日に市内の洋菓子店で開かれた記者会見で、ルデュ氏は「長崎が好きで、新型コロナウイルス禍が終わったら、もっと元気にしたいと思っていた」と経緯を説明。「新幹線や高級ホテルもできた。新たなコンテンツを作れば付加価値が生まれ、多くの人に来てもらえる」と語った。


「多くの人に来てもらえる」と話すルデュ氏(左)


 グラバー園のイベントは、3月20~22日に実施する予定。スイーツの販売ブースを設けたり、職人が菓子作りの技術を披露したりする。プロジェクトでは、人材育成にも取り組む方針で、クラウドファンディングも活用して活動資金を集める。


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