【佐賀】「ベルばら」とコラボ 「ベルサイユのさが」始動!
佐賀の魅力を全国にPRしようと、佐賀県は劇場アニメ「ベルサイユのばら(ベルばら)」(1月31日公開、吉村愛監督)と協力したプロジェクトを始めた。題して「ベルサイユのさが」。アニメに登場するキャラクターたちが「ばら」を探して県内を旅するというオリジナルストーリーを軸に、PR動画の公開やコラボ商品の販売などを展開する。3月末まで。
動画公開や商品販売
ベルばらとのコラボ第1弾として、1月28日に公開されたPR動画(約3分20秒)は、劇場アニメのパロディー。メインキャラクターである麗人オスカルたちは、王妃マリー・アントワネットの命を受け、まだ見ぬ「ばら」(花)を探して、佐賀に向かう。だが出会ったのは、「ばら」は「ばら」でも、「す『ばら』しい肉」の佐賀牛や、「べつ『ばら』なスイーツ」である県産のフルーツ、ようかんなど。王妃は困惑しながらも舌鼓を打ち、そのおいしさや魅力を雄弁に語るのだった。
動画は、劇場アニメと同じく、オスカルを沢城みゆきさん、マリー・アントワネットを平野綾さんらの人気声優が演じている。再生回数は公開から2日間で、X(旧ツイッター)では16万回、ユーチューブで2万回を超えている。佐賀空港などでも放映されている。
原作である池田理代子さんの漫画「ベルサイユのばら」は、1972年から集英社の「週刊マーガレット」で連載され、コミックの累計発行部数は2000万部を突破している。連載開始から50年以上たった現在も変わらぬ人気を誇り、31日には完全新作の劇場アニメが公開される。
県が2024年10月、公募型プロポーザルでプロジェクトに応募があった企画会社から提案を受け、ベルばらとのコラボにつながったという。
ばらを訪ねて佐賀県へ
プロジェクトでは、限定パッケージの佐賀牛の販売や、イチゴがばら科であることにちなみ、県産イチゴ「いちごさん」をつかった北島の銘菓「花ぼうろ いちごさん」とのコラボ商品を販売する。このほか、動画を詳細に描いた漫画も特設サイトなどで公開される。
県は一連の予算に3000万円ほどを見込んでいる。県の担当者は「コラボを通じて、県産品を知ってもらい、佐賀に来てもらうきっかけになるとうれしい」と期待を込める。
プロジェクトの詳細は、特設サイト」で確認できる。問い合わせは、県広報広聴課サガプライズ!担当(03-6418-8329)へ。