【熊本】バス・電車のクレカタッチ決済 前倒しスタート
熊本県内の路線バスや電車を運行する5社は2月13日、全路線でクレジットカードのタッチ決済を2月24日から導入すると発表した。先行導入した一部路線の利用状況を踏まえ、時期を当初の3月上旬から前倒しした。
全線で2月24日から
2024年11月、5社は全国交通系ICカードでの決済から全国で初めて離脱し、代替手段としてクレジットカードのタッチ決済を導入することを決定した。2月1日から熊本―福岡間の高速バス、熊本城周辺を巡る路線バスなど4路線で先行導入していた。
5社でつくる共同経営推進室によると、先行導入による大きなトラブルはなかったという。タッチ決済に対応した端末の設置が、各社保有の車両約800台で完了するめどが立ち、導入を早めることにしたという。
24日からは5社のバスと熊本市電(路面電車)、熊本市と合志市を結ぶ熊本電鉄を乗り継ぐ際にタッチ決済を使用すれば運賃を割り引くサービスも開始する。同室の担当者は「駅や空港でも周知活動を行い、タッチ決済の利用を増やしていきたい」としている。