【熊本】新大矢野トンネルで貫通式 9月の完成を目指す

 熊本市から熊本県天草市までを結ぶ熊本天草幹線道路(全長約70キロ)の一部として県が整備する大矢野道路(上天草市大矢野町上―同町登立、約3.4キロ)で建設している「新大矢野トンネル(仮称)」の貫通式が2月24日、現地で行われた。舗装などを経て9月の完成を目指す。


鏡開きでトンネル貫通を祝う関係者

 幹線道路は熊本市と天草市を90分以内で結ぶ構想で、渋滞緩和や緊急時の代替道の効果が期待されている。国が熊本市―宇城市三角町間、県が同町―天草市間を担う。新大矢野トンネルは県区間の大矢野道路にあり、全長925メートル、幅員12メートルの2車線。

 トンネルで開かれた貫通式には、施工事業者や周辺自治体の関係者ら約170人が参加。亀崎直隆副知事らが歩いて通り初めを行い、鏡開きで祝った。亀崎副知事は「半島地形の天草では、幹線道路は命の道。早期整備に向けて全力で取り組んでいく」とあいさつした。


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