【熊本】熊本市電「5014号車」 ラストランで別れ惜しむ

 熊本市電で朝の通勤・通学を支えてきた「5014号車」の運行が2月22日に終了し、全国から駆けつけたファンが「ラストラン」を写真に収めた。


運行最終日を迎えた5014号車

 市交通局によると、車両は1978年に西日本鉄道から譲り受けた。定員は130人で市電車両の平均定員72人を上回る輸送力を誇り、ラッシュ時の朝に1往復だけ運行してきた。次回の車検で必要な部品が入手できないため、運行の終了が決まった。

 20~22日は特別に日中も運行し、線路沿いにはカメラを構えたファンの姿もあった。神戸市の高校3年生(18)は「実際に運行し、路面電車としての責務を果たす姿を最後まで見届けたい」と話した。


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