【山口】台湾・嘉義県が防府天満宮にさい銭箱を奉納 

 防府天満宮(山口県防府市)に台湾・嘉義県から、さい銭箱が奉納された。3月22日、翁章梁(おうしょうりょう)知事らが出席し、天満宮で報告会が行われた。


奉納されたさい銭箱の前で握手する翁知事(右)と鈴木宮司

 さい銭箱の改修は、2027年に行われる天満宮の最大の祭り「御神忌1125年式年大祭」の記念事業の一つ。市内に本社がある丸久が嘉義県産のパイナップルを販売していることもあり、大祭奉賛会顧問を務める田中康男社長の橋渡しで奉納が実現したという。

 奉納されたのは2箱で、それぞれ高さ74センチ、幅160センチ、奥行き82.5センチ。台湾産のヒノキで作られた。

 報告会には関係者約150人が出席。三笠宮家の彬子さまも参列された。翁知事は「さい銭箱は台湾と日本の友好関係を象徴するだけでなく、緊密な協力関係の証し」とあいさつした。鈴木宏明宮司は「ご恩を忘れることなく、台湾と日本の心と文化の架け橋となるよう奉仕していきたい」と感謝の言葉を述べた。


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