【長崎】西九州自動車道・佐々-佐世保中央が4車線化
西九州自動車道の佐々インターチェンジ(IC)―佐世保中央IC間(9.9キロ)の4車線化の完成を祝う式典が3月22日、長崎県佐世保市で開かれた。
4車線化は佐々IC―佐世保大塔IC間(16.9キロ)で進められている。西日本高速道路(NEXCO西日本)が2019年に着工し、総事業費は約1260億円。このうち佐々IC―佐世保中央IC間は3月23日午前6時から、4車線で利用できることになった。
式典は相浦地区コミュニティセンターで開かれ、同社の芝村善治社長が「渋滞の緩和、安全性の向上による物流の効率化などが期待される。残る区間の4車線化事業も、安全を最優先に着実に進めたい」とあいさつした。大石知事は「4車線化で災害時の代替機能の強化、救急医療活動の円滑化などの効果も期待される。県としては西九州自動車道の整備促進に引き続き、全力を注ぎたい」と述べた。
4車線化によって、管理が国土交通省から同社に移り、佐々IC―佐世保大塔IC間は普通車で160円から370円に値上げされるなど一部料金が変わる。佐々IC―佐世保中央IC間のみの通行は、引き続き無料。
佐世保中央IC―佐世保大塔IC間の4車線化は、27年度中に実現する予定。