【山口】防府新庁舎の「展望回廊」が好評!360度の眺望
1月に開庁した山口県防府市の新市庁舎にある「展望回廊」が、市民らの憩いと交流の場になっている。周囲360度の眺望を楽しむだけでなく、ランチで訪れたり、眼下を走る列車を撮影したりする人も。好評なことから、市は平日の利用時間を3時間延長した。
最上8階 国東半島まで一望
最上階の8階の外周部が展望回廊になっており、地上からの高さは約30メートル。市の最高峰・大平山を始めとした山々や防府平野、市街地、向島などを一望できるほか、条件が良ければ大分県の国東半島も見える。
列車撮影も
新庁舎の近くをJR山陽線の鉄道高架が走っており、列車を見下ろせることが魅力の一つだ。公共施設とあって、気軽に立ち寄れる新しい撮影スポットとして訪れる鉄道ファンも多い。
2024年9月からJR防府駅にも停車しているJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の運行日だった3月10日は、20人ほどが撮影や見物に集まった。同市の男性(75)は「このアングルで撮れる場所は、なかなかない」と語り、レンズを向けていた。スマートフォンに瑞風を収める人もいた。
平日は3時間延長
1月6日の開庁以来、平日だけでなく土、日曜、祝日も午前8時半から午後5時まで開放してきたが、より多くの人に訪れてもらおうと、3月から平日は午後8時までに延長した。市行政管理課の担当者は「夜景も楽しんでほしい」としている。
展望回廊には休憩スペースがあり、無料のWi-Fi(ワイファイ)も整備されている。土、日、祝日と夜間は本館西側通用口から入る。問い合わせは同課(0835-25-2528)へ。