【熊本】人吉で川開き祭 観光名物「球磨川下り」スタート
本格的な観光シーズンの始まりを前に、熊本県人吉市の観光名物「球磨川下り」の「川開き祭」が4月19日、同市の観光複合施設「HASSENBA」で開かれ、関係者約100人が運航の安全を願った。
「清流コース」が再開
球磨川下りは2020年の九州豪雨で使用する舟などが被災。22年7月、安全が確認できた短縮コース(約2.5キロ)で一時運航したが、台風や大雨の影響で運休を繰り返していた。24年4月、本来の区間だった同施設から温泉町着船場までの「清流コース」(約4.5キロ)を再開。25年2月末までに8252人が乗船したという。
川開き祭では、神事の後、球磨川下りを運営する第3セクター社長の松岡隼人市長が「たくさんの方にお越しいただき、幸せを感じていただける取り組みを一緒に進めていきたい」とあいさつ。招待された約20人が2隻に分かれて出航した。
運航は原則午前11時、午後1時、同3時の1日3回で所要時間は約50分。料金は中学生以上3000円、小学生1600円、3歳以上1000円。3歳未満は大人1人につき1人無料となる。問い合わせは球磨川くだり(0966-22-5555)へ。