【長崎】県産ビワ「なつたより」贈呈 知事「おいしい」

 出荷の最盛期を迎える長崎県産ビワをPRしようと、生産者らが5月12日、大石賢吾知事にブランド品種の「なつたより」を贈呈した。

糖度高くジューシー


県産ビワ「なつたより」を受け取る大石知事(左)

 なつたよりは、60~70グラムと主要品種「茂木」よりも大玉で、糖度が12度以上と高いことが特徴。同日は、JA長崎せいひの中川一範組合長らが県庁を訪れ、大石知事に「なつたより」を手渡した。

 試食した大石知事は「ジューシーで果肉も大きくおいしい。今年も多くの方にお求めいただきたい」と述べた。中川組合長は「全国の皆さんに自信を持っておすすめしたい」と話した。

 農林水産省の統計によると、昨年の県産ビワの収穫量は697トンで、全国の収穫量の3分の1を占めて日本一。今年は冬の寒さの影響で生育が遅れているが、出荷量は平年並みの約480トンを見込んでいる。15日頃から本格的に出荷が始まり、5月下旬~6月上旬にピークを迎えるという。

 17、18日の午前10時半からは、長崎市のベルナード観光通りで「びわフェスタ」が開催され、ビワの直売などが行われる予定。


advertisement