【大分】「ストロベリームーン」映画化 中津駅に"満月"
大分県中津市出身の作家・芥川なおさんのデビュー作「ストロベリームーン」が映画化されるのを記念し、月をイメージしたモニュメントが、JR中津駅の構内にお目見えした。映画が公開される10月まで展示される予定。
純愛小説で、ストロベリームーンは6月の満月のこと。八面山やヒマワリ畑など、作中には、市内の名所をイメージしたシーンが登場する。映画公開に向け、市内への観光客誘致を図ろうと、中津耶馬渓観光協会が企画した。
6月2日に構内につるされたモニュメントは月を表現した球形で直径1.5メートル。内側と外側からLEDで照らしている。
2025年のストロベリームーンは11日。その満月かモニュメントを撮影し、インスタグラムに投稿してもらうイベントも30日まで開催する。また、市内400か所に映画や小説をPRするポスターも掲示する。
芥川さんは「物語に出てくる街並み、学校、ストロベリームーンを眺めた場所は、どれも中津市の情景を思い描きながら執筆しました。作品中の描写や台詞(せりふ)に、面影や匂い、私が抱き続けてきた想(おも)いが溶け込んでいることと思います」とのコメントを寄せた。